エルトン・ジョンが日本に伝えに来たこと。2015年11月16日大阪城ホール、18日横浜アリーナ セットリスト 公演レポート その1 All the Hits Tour
2015年11月、エルトン・ジョン(Elton John,Sir)が8年ぶり、バンドを率いては14年ぶりに来日公演をおこなった。
セットリストは以下のとおり。
11月16日(月)大阪城ホール、11月18日(水)横浜アリーナ
Set List セットリスト
1.Funeral for a Friend/Love Lies Bleeding 葬送~血まみれの恋はおしまい
2.Bennie and the Jets ベニーとジェッツ(やつらの演奏は最高)
3. Candle in the Wind 風の中の火のように(キャンドル・イン・ザ・ウィンド)
4. All the Girls Love Alice 女の子、みんなアリスに首ったけ
5. Levon リーヴォンの生涯
6.Tiny Dancer 可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)(タイニー・ダンサー)
7. Believe ビリーヴ
(dedicated to those people who lost their lives and were seriously injured in Paris over the weekend)
8.Daniel ダニエル
9.Philadelphia Freedom フィラデルフィア・フリーダム
10.Goodbye Yellow Brick Road 黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード)
11.Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time) ロケット・マン
12.Hey Ahab ヘイ・エイハブ
13.I Guess That's Why They Call It the Blues ブルースはお好き?
14.The One ザ・ワン
15.Your Song 僕の歌は君の歌(ユア・ソング)
16.Burn Down the Mission 布教本部を焼き落とせ
17.Sad Songs (Say So Much) サッド・ソングス
18.Sorry Seems to Be the Hardest Word 悲しみのバラード
Band Introduction バンドメンバー紹介
19.Don't Let the Sun Go Down on Me 僕の瞳に小さな太陽
20.The Bitch Is Back あばずれさんのお帰り(ビッチ・イズ・バック)
21.I'm Still Standing アイム・スティル・スタンディング
22.Your Sister Can't Twist (But She Can Rock 'n Roll) ツイストは踊れない
23.Saturday Night's Alright for Fighting 土曜の夜は僕の生きがい
Encore: アンコール
24.Crocodile Rock クロコダイル・ロック
Band Member バンドメンバー
エルトン・ジョン Elton John : piano & vocals ピアノ&ボーカル
デイヴィー・ジョンストン Davy Johnstone : Musicial Director, guitars, & vocals ミュージカルディレクター、ギター&ボーカル
マット・ビソネット Matt Bissonette : bass guitar & vocals ベースギター&ボーカル
キム・バラード Kim Bullard : keyboards キーボード
ジョン・メイホン John Mahon : percussion, drums & vocals パーカッション、ドラムス&ボーカル
ナイジェル・オルソン Nigel Olsson : drums & vocals ドラムス&ボーカル
私が観に行った、11月18日横浜アリーナ公演についてレポートしていく。
なお、この日のコンサートはwowowによって6時45分から生中継された。
客電が落ち、ショーがスタートしたのは、定刻より3分遅れの7時3分。
エルトン・ジョンのコンサートは押さずに、定刻にスタートする。
1~3までを間髪入れずに演奏し、4の前のMC
「グッドイヴニング、ヨコハマ!
アリガトウ
私たちはすぐにまた日本に戻って来ます。
今までの3曲はアルバム"グッバイ・イエロー・ブリック・ロード"からでした。
次の曲も同じアルバムから"All the Girls Love Alice"です。」
日本では1974年以来の演奏だ。
ここで水を飲み、客席に"Madman Across the Water"のスパンコールの刺繍の入った燕尾服の背中を見せる。
(大阪では「Rocket Man」)
「次の2曲はアルバム"Madman Across the Water"からです。まずは"Levon"です。」
7の前ではフランスのテロ事件に触れ「私は48年バーニー・トーピンと曲作りをして来たが一番好きな曲です。
今週パリで起こった事件の犠牲者に捧げます。
"We need love, We need hope"」
事件の前から来日は決まっていたが、エルトン・ジョンはこの言葉を日本に伝えに来たのだ!
ここは本来「モナリザ・アンド・マッドハッターズ(Mona Lisas and Mad Hatters)」が入っていた箇所なのだ。
わざわざ「ビリーヴ」に変更したのも、そういった事情からだろう。
そして演奏が終わると、"I Believe!! We need love!!"とシャウトした。
また「ビリーヴ」演奏中、エルトン・ジョンの左足近くのモニターが演奏中にもかかわらず二人のスタッフにより交換されるというハプニングも。
その2へ続く。